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BubbleCon2023の興奮から通常運転へ
スケーラブルなアプリ構築にモジュール化が重要です! BubbleCon2023からピックアップ
Bubble Weekly Newsletterへようこそ!
先週1週間のBubbleのホットニュースやForumトピックをピックアップし日本語でお届けします。このニュースレターを読むとBubbleの動向をつかめる内容になっています!
Bubble好きがおくるBubbleがもっと楽しくなるニュースレター!
今週もスタートです!!
この記事は5分程で読める内容になっています。

先週開催されたBubbleCon2023、ニュース記事に紹介されました!
Bubbleのプレスページに掲載されている内容を抜粋しました。様々な発表があったBubbleCon2023ですが、世間ではAIを使ったアプリ開発とネイティブアプリ実装、この2点に注目が集まっています。
✅ Bubble が新しい生成 AI ツールとネイティブ モバイル アプリ機能を発表 by CISION
Company previews Bubble AI to build pages instantly and a native mobile app ability that enables no-code development on one surface for iOS, Android and web
Bubbleはページを即座に構築することが可能になるBubble AI と、iOS、Android、Web の 1 つのサーフェスでノーコード開発を可能にするネイティブ モバイル アプリ機能を先行公開しました。
✅ コード不要のアプリビルダー Bubble が生成 AI とネイティブモバイルツールを発表 by silicon ANGLE
today unveiled an upcoming generative artificial intelligence tool that will make it simple to design web layouts with just text prompts, and previewed support for native mobile application development.
テキスト プロンプトだけで Web レイアウトを簡単に設計できるようにする次世代生成AIと、ネイティブモバイルアプリ機能を先行発表しました。

9月21日以降、バックエンドのissue checkが自動で行われなくなり、それ以降手動でURLに「&backend_issue_checker=true」を付けなければならなかった問題が解決されました。
バックエンド ワークフローの問題をチェックする機能のオンとオフを簡単に切り替える機能をリリースしました。エディターの右上にあるIssueチェッカーをクリックすると、この動作を有効にする新しいトグルが表示されます。

Run checks on backend workflowsにチェックを入れると(オンにすると)警告が表示され、多くのworkflowがある場合にエディターの速度が遅くなる可能性があることが知らされます。
常にオンにはせず backend worflowの確認時やデプロイ前に一時的にオンにすることが望ましい使い方です。全Bubblerは正しく使えるように理解しておきましょう。

👉 9月21日以降にbackend workflowsの issue checkがデフォルトで行われなくなった問題はForumで通知はされたものの多くのBubblerは知らずに開発をしていたため問題提起されました。そもそもForumを常にチェックしている人は稀です。このように当たり前に使っていた機能がオフになったり開発に大きく影響する変更はForumだけではなくメールでも通知することが望ましいです。
AVGとAVASTはウイルス対策ソフトです。インストールするとコンピューターやデバイスをウィルスから守り危険サイトの警告も行います。
投稿者は自身のサービスがフィッシングの可能性があるサイトとして扱われビジネスに影響が出ているため Josh(Bubble創業者でありエンジニア)にメンションを付け助けを求めました。
土曜日の投稿でしたがすぐにJoshからの返信及び進捗状況がForumに投稿され翌日の日曜に問題は解決しています。
休日であっても緊急度が高く複数人から同様の報告がある場合にはBubble開発チームは稼働してくれる、ということがわかります。
BubbleのサイトがこのAvastなどのウィルス対策アプリに誤検知されたのは今回が初ではありません。いつ自身のサービスが誤検知されるかわかりません。経緯を見て対処法を知っておくと良さそうです。
💡 今回のやりとりを抜粋して見てみましょう!
[緊急]AVGとAVASTがフィッシングサイトとして警告をしています。Bubbleエディタにも影響しています。
投稿者によると、BubbleのプラグインとBubbleによってホスティグされているCDNのファイルがこの警告の原因と述べています。
↓

Joshからの返答:
現在調査中です。全てのBubbleアプリに影響が出ているとは思いませんが、アプリが参照しているURL(プラグインに関連している可能性があります)がフィッシングとしてタグ付けされ、その感染が参照しているアプリ側にも広がったと見ています。報告があったアプリに関してのバグレポートを既に提出し、同時に元の原因になっているURLを絞り込む調査を行っています。
↓

Joshからの返答:
現時点でわかっていること
・いくつかのアプリがAvastにフィッシングとして報告されています。もしブロックされているurlが .cdn.bubble.io の場合はご自身のアプリが関係しているので、誤って検知されたことを直接Avastに報告してください。
・一部Bubbleシステムのurlも誤検知されています。それに関しては変更をかけています。一方でアプリで使用しているロゴやフォントなどをリンクで関連付けて使用している場合はそれらをダウンロードしBubbleの自体にアップロードして使用することをお勧めします。
👀👀 ここからわかることは、ロゴやフォントなどは外部からリンクさせるのではなくBubble自体に入れる方が確実なことがわかります。外部からのリンクがあることでウィルスソフトが誤検知する可能性があることが示唆されています。
↓

Joshからの返答:
Bubbleエディタ側の警告は解消されました。
アプリの状況は解決される見込みですが、まだあなたのサービスがブロックされる場合は以下を確認してください。
特定のこのようなurl “https://[something].cdn.bubble.io/some-file-name” がブロックされている場合で[something]の部分が“meta-l” や “meta” の場合はurlを参照せずにファイル自体をBubbleにアップロードし直してください。
[something]の部分が afuwge23asdf2 のような長い文字列である場合は、誤検知としてAvastに直接報告してください。
どのurlがブロックされているかわからない場合はバグレポートを出してください。ブロックされている箇所の特定をお手伝いします。
👀👀 以上Forum上のやり取りでした。ここからウィルスソフトでアプリが誤検知された場合の対処法がわかります。
ブロックされているurlがわかればファイルアップロード問題かAvast報告かの2択です。ブロックされているurlがわからない場合はBubbleにバグレポートですね。
Forum投稿から学べることは膨大です^^

BubbleCon2023で共有されたトピックです。Bubbleの社内開発チームによる「300万人を超えるユーザー数がいるアプリをいかに開発&管理しているか」の実演が行われました。
300万人超えのユーザーがいるアプリ、それはもちろんBubble.io です(笑)
スケーラブルなアプリ開発にはモジュール化が重要です。その理由と方法、そして最後に実際の例としてBubbleの ImmerseとCareersページで使用している「お客様の声」のモジュール化(簡素版)が解説されました。

内容はぜひオフィシャル動画を見ていただきたいです。英語解説ですが動画でわかりやすい内容になっています。日本語で以下に抜粋します!
💡 モジュール化が重要な理由
モジュール化とは:複数の場所で呼び出しや参照ができる再利用可能なパーツと定義されます。これらはデザイン、データ、ロジックコンポーネントが含まれます。
アプリが成長するにつれ内部は必然的に複雑化します。機能が追加され細かな部分の管理が必要になります。開発者が増える場合もあります。
シニアプロダクトマネージャーのNickは以下ように述べています。
「モジュール構築に先行投資することで、より秩序だった保守性が高いスケーラブルなアプリを構築することができ、スムーズに成長を支援できるようになります。」
💡 Bubbleでモジュール化に使用できる要素
ソフトウェア開発で「モジュール化」の原則は、DRY(Don’t repeat Yourself)です。日本語に訳すと同じことを二度書かないです。
原則として同じことが複数回使用される場合は、再利用可能なものに変更するべきか?を検討してください。再利用可能なパーツにすることで開発の高速化と保守性が向上します。修正があった場合も1箇所を直せば済みます。
Bubbleでモジュール化に使用できる要素は以下です。
reusable elements
custom events
backend workflows
option sets
styles
わかりやすくまとめてみました👇
reusable elements | 必要箇所にドラッグドロップで使用。UIとWorkflowも含むロジックが生成できるブロック |
custom events | 同じWorkflowを複数箇所から動作させる時に使用。Reusableエレメントにcustom eventを設定すると複数ページでも使用可に。詳細はこちらのブログ |
backend workflows | フロント側に影響しないフローに使用。自動送信メールなどもbackend側で送ってあげると良い。 |
option sets | ページ読み込み時にクライアントに渡されるデータ。表示速度が早い。レスポンシブ幅の切り替え数値設定やメニューにも使うと便利。 |
styles | アプリの外観で使用するcolor、font、paddingなどの設定。デザインの一貫性を保つのに役立つ。style設定することで読み込み時速度も上がる。 |
💡 bubble.io の実例紹介
Immerse とCareersページで使用されている「お客様の声」をモジュール化し使用しています。
モジュール化し、開発者以外も管理画面から追加、編集できるようにしました。モジュール化し一元管理することで保守しやすくなり、データの整合制も向上します。
Bubbleチームによって紹介されたデモはエディタも含めこちらから見るこができます。
🌟 reusable element や custom event の設定が公開されています。モジュール化について知りたい、学習したい方は必見です!Bubble公式チームがどのようにモジュール化しているかを知ることができる貴重な機会です!

SNSやその他Bubbleで話題になったトピックを紹介!
By Youssef 投稿
👏 これ以上最適化が難しい場合のUI実装
違和感を感じず待ってられる、とても美しいUIだったのでご紹介。
これまでもデータ更新時にローディングマークのアイコンを表示させたり、あの手この手で時間の長さを感じさせない対策はしてきたと思います。Youssefさんも書いてくれていますが、Bubbleでは以下の方法で実装可能です。
クリック時にspinner(読み込み中アイコン)を表示
リピーティンググループのloading がyseの時にspinnerを非表示
spinnerが表示されている間は透明度を下げる
spinnerの動きと更にアイコンの透過があることで、間違って2回クリックされることを防ぎ、体感2秒くらいありますが違和感なく待てます。
こういったBubbleの不都合な部分もUIデザイナーと連携すれば良いユーザーの体験につながります。お手本にしたい実装です👏
一部X(Wtitter)のpostが表示されないようです。その場合はリンクからご覧ください。:リンクはこちら
nice little @bubble UI idea for dealing with slow searches that you can't further optimize
give the user immediate user feedback:
- showing a spinner on click
- removing the spinner when rgrp's loading is yes
- lower opacity while spinner is visiblelooks like this
— Youssef 🚜 (@yelkhayami)
5:30 PM • Oct 30, 2023
⚠️ Forumがメンテナンスのため一時的に利用できなくなります!ご注意ください!!
2023 年 11 月 8 日水曜日、アメリカ東部時間午後 8 時 30 分から約 2 時間、フォーラムはメンテナンスのため停止します。
日本時間とオランダ時間 (中央ヨーロッパ時間) にに変換すると以下になります。この時間から約2時間はフォーラムが使用できなくなります。日本は平日午前の営業時間真っ只中です。Bubbleエンジニアの方はご注意ください!!
日本時間では2023年11月9日(木)の午前10時30分
オランダ時間では2023年11月9日(木)の午前2時30分
😃 フォーラムがどのように変化するんでしょうか?楽しみです!
😃 みなさんからのレビューやコメント大歓迎です
今回ためになったことや興味深かったこと
次回はこんな内容を知りたい
Bubbleで困っていること
こちらからご意見をお待ちしております。レビューは全て目を通しています。Twitterなどからの拡散も大変嬉しいです。励みになります^^
🐭 ニュースレターのパートナーも募集しています。詳細はお問い合わせください。
それでは良い週末を!また来週お会いしましょう!